お歳暮と送り状

お歳暮を直接手渡しできない場合は、郵送する他ありません。その場合は、送り状も添付するのが親切です。送り状には熨斗に関するマナーが付いて回りますが、疎い人はリサーチしてから準備するようにしましょう。一般に内熨斗、外熨斗といった区別や、水引、結びといった慣わしについて学ぶ必要があります。一方、受贈した側は、当然ながら返礼品を贈るか、若しくはお礼状を送付しなければなりません。お礼状の一つも返さなければ、お歳暮がきちんと届いたことを、贈り主は確認することが出来ません。注意しましょう。

 お歳暮に関しては、特定の職業に就いている人が気を付けるべきポイントがあります。それは、政治家や公務員の振る舞いと法令とを巡る問題です。例えば政治家であれば、お歳暮を贈ることが出来ません。公職選挙法等に違反する可能性がありますし、受贈した相手にも迷惑を掛ける可能性があります。また、お歳暮として贈る物品について、簡単なマナーも頭に入れておく必要があります。それは、縁起と関係する問題です。次のような物品は縁起が悪いとされており、大変失礼に当たります。商品券は、「お前は金欠だ」と言っているに等しく、避けるべき物です。靴下等は、「踏みつけ」を連想するため、同じく避けるべきものです。その他、刃物はもちろんのこと、ハンカチが「別れ」、櫛が「死」を連想することから、これらを候補から外さなければなりません。

 失礼の無いようにマナーを覚えてからお歳暮を準備するのは、社会人として当然の責務です。たとえマナー違反でなくても、相手の好みに反する物品を選ばないように注意するのも大切です。例えば、相手が蕎麦アレルギーであるにもかかわらず、蕎麦を贈る人はいないでしょう。